カウンセリングの基本的考え(1/2)
みなさま、いつもありがとうございます。
カウンセリングを身近なものに。
起きてしまった出来事や生じてしまった問題や悩みに対し
どう処理したらいいのか分からない(解決できない)からこそ
私たちのようなカウンセラーに問い合わせがあるわけなのですが
すぐにその問題や悩みの除去に向けて取り組むかというと、決してそうとは限りません。
(当然、クライエントさんの意向を尊重します)
ではなぜカウンセリングというものが存在するのでしょうか?
それは、問題や悩みを抱えた方(クライエントさん)に ある前提条件 をもって接することで
問題や悩みの除去・症状の緩和だけでなく、クライエントさん自身の気づき・成長の援助をするという
真の目的 があるからなのです。
ではその前提条件というのはどういったものでしょうか。
自分なりに分かりやすく書いてみることにします。
(その前提条件を『カウンセリングの基本的考え』として、きょうとあす紹介していきます)
① 問題や悩みに『目的』や『意味』がある
問題や悩みがあることによって毎日の生活に何らかの痛みがともなったり
そのことが健康的で自分らしく過ごすためのストッパーになっているとしたのなら
当然、それはとてもつらいことではあるわけなのですが、『クライエントさんご自身の人生に必要があって(問題や悩みが)生じている』という考えを前提にしています。
そう。何かしらの『目的』や『意味』があって問題や悩みが存在している。
(『因果論』ではなく『目的論』)
簡単にいうならば
「今のままこの生活を続けていくと、もっと大変なことになりますよ」
という警告かもしれませんし
「 “ほんとうの自分” に出会える時が来たよ」「新しい自分を見つけるチャンスですよ」という
“神様からのメッセージ” かもしれません。
もちろん、その意味を見い出すのはクライエントさん自身ですし
どのように問題や悩みに立ち向かっていくのかはクライエントさんの意向を尊重していくわけですが
いずれにしろ皆様に誠心誠意向き合い、セッション(カウンセリング)の最後に
歓喜の涙を流していただくくらいの支援をするよう、私自身努めていきたいと考えております。