なぜ人は「昔はよかった」と思うのか
みなさま、いつもありがとうございます。
昨年末あたりから「平成最後の…」という言葉をよく耳にするようになり
平成時代を振り返るテレビ番組も、毎日のように放送されています。
そのようなものを目にしたとき、ふと頭をよぎるのは
「昔はよかった・・・」という思い。
誰もが一度はそのような思いをされたことがあると思いますし
年齢を重ねれば重ねるほどその思いが強くなるような気がします。
(自分の将来の ”可能性” が徐々に減っていくわけですからね)
ちなみに、人間は脳の構造上「嫌なことは忘れる」ようにできているので
脳の『海馬』という部分が、寝ている間に
その日、脳内に取り入れた情報を整理する働きを行い
(『記憶』として残すか残さないかの取捨選択をする)
その過程において、不必要と判断された情報(≒嫌な情報)は
脳内から捨てられる(忘れる)ようになっている
(嫌な情報が記憶に残るのは、その人にとって「必要だから」ということになる)
過去を美化したり、「昔はよかった」と思うことは、ごくあたりまえのことのようです。
また、自分がそのとき過ごした『時代』にしても『空間』にしても
そこから離れ、比較したり客観視できる状態になって初めて ”冷静に” 振り返ることができる というのも、「昔はよかった」と思う要因として結構大きいと思います。
(〔いま〕の良さは、3年、5年経って〔過去〕のものになってみないとなかなか分からない)
(『あたりまえでなくなった』ときにはじめて『あたりまえ』だったことのありがださに気づく…みたいな)
ただ問題は、その程度がどのくらいのものなのか・・・
過去に対する思い(後悔、未練といったものも含め)が必要以上に大きすぎると
現在の、もしくは今後の生活に支障をきたしてしまう恐れがあるので
(仕事や家事、子育てに集中できない / 目の前のことに全力を尽くすことができない etc… )
状況よっては「昔はよかった・・・」という思いを小さくする必要があると思います。
では、その思いを小さくするにはどうすればいいのでしょうか・・・
私なりにいくつか思いついた方法がありますので
明日以降、順に紹介していきたいと思います。