ハートオフィス・あおい

NEWS RELEASE 新着情報

カウンセリングを身近なものに

“カウンセリング的関わり” の基本〔Ⅱ〕:『傾聴』とは?(4/4)

みなさま、いつもありがとうございます。

私たちプロのカウンセラーが提供する『カウンセリング』のみならず
親子関係、夫婦関係、上司と部下との関わり、教師と生徒や保護者等の関わり等
“カウンセリング的関わり” において重要となる『傾聴』

『傾聴』における3つの基本姿勢のうち、きょうは最後の3つめを紹介します。
(引用:『新しいカウンセリングの技法』諸富祥彦著 誠信書房)


③ 善悪を問わない。価値評価をしない

たとえば、ある女性が妻子ある男性を好きになったとしましょう。

いわゆる『不倫』です。

そして、その悩みをあなたに打ち明けたとします。

もちろん、不倫は賞賛されるべき行為ではありませんし
本人としても、単なる興味本位ではなく本当に相手の男性を好きになってしまい
その気持ちがどうしようもなくてあなたに相談してきたのです。

こんなとき、あなたはどのように対応するでしょうか。

「それはよくないことだよ」と切って捨てるのは、簡単なことです。
本人もそれが道徳的に問題のあることは十分わかっているのです。
でも自分でもどうしようもない気持ちがこみあげてくる・・・
こんなとき「善悪」にとらわれていては、相手の話を聴くことができなくなってしまいます。

大切なのは、相手の気持ちに寄り添い、十分に受け止めることです。

ご家庭の問題でも同様です。

「してはいけないこと」だということはよく分かっている。
それなのに、つい「してしまう」ことが人生にはつきものです。

だから悩んで、相談してくれたのです。

にもかかわらず、「それはいけないことだ!」と一刀両断にされたのでは
本人はますます追い詰められてしまいます。

「『してはいけない』と分かっていても、してしまう」
その気持ちを十分にわかろうとすることが大切です。


 (『傾聴』とは? :過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/868
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/869
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/870

 ( “カウンセリング役割” のポイント説明 / 基本〔Ⅰ〕『リレーション』とは? :過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/847
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/848
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/849
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/850

“カウンセリング的関わり” の基本〔Ⅱ〕:『傾聴』とは?(3/4)

みなさま、いつもありがとうございます。

私たちプロのカウンセラーが提供する『カウンセリング』のみならず
親子関係、夫婦関係、上司と部下との関わり、教師と生徒や保護者等の関わり等
“カウンセリング的関わり” において重要となる『傾聴』

『傾聴』における3つの基本姿勢のうち、きょうは2つめを紹介します。
(引用:『新しいカウンセリングの技法』諸富祥彦著 誠信書房)


② 解決しようとするな。わかろうとせよ

悩みを話してくれた相手に対して、なんとか役に立とうと
「それは、こうすればいいんじゃないかな」「それは、こういうことだよ」と
すぐにアドバイスする人がいます。
もちろん善意でそうしているのでしょうが、言われた方は、かえってつらくなることがあります。

たとえば、夫婦の会話の例に考えてみましょう。

 〔妻〕
「最近、私、なんか気がめいっちゃって、何をしても面白くないっていうか
 全然気持ちが晴れないの・・・」

 〔夫〕
「それは、鬱っていうんだよ。放っておくとたいへんな病気になって
 死にたくなることもあるみたいだから、はやめに病院に行くといいよ」


ご主人のアドバイスは決して間違ったことを言っているわけではありません。
鬱に早めに対応することは、たしかにとても重要です。
けれども、奥様としてはそんなことを言ってほしかったのではないはずです。

まずは気持ちをわかってほしかっただけなのです。

それなのに、先走ってアドバイスされると
それがどれほど正しい内容のアドバイスであっても
「気持ちのずれ」だけが残ってしまいます。


 (『傾聴』とは? :過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/868
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/869

 ( “カウンセリング役割” のポイント説明 / 基本〔Ⅰ〕『リレーション』とは? :過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/847
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/848
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/849
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/850

“カウンセリング的関わり” の基本〔Ⅱ〕:『傾聴』とは?(2/4)

みなさま、いつもありがとうございます。

私たちプロのカウンセラーが提供する『カウンセリング』のみならず
親子関係、夫婦関係、上司と部下との関わり、教師と生徒や保護者等の関わり等
“カウンセリング的関わり” において重要となる『傾聴』

『傾聴』における3つの基本姿勢のうち、きょうは最初の1つめを紹介します。
(引用:『新しいカウンセリングの技法』諸富祥彦著 誠信書房)


① 余計なことを言わない

相手の話を聴くときに重要なのは、「何を言うか」以上に
「どんなふうに相手の気持ちに寄り添って聴くか」ということ、そして
「何を言わないか」ということです。

学校の先生方がいじめられて悩んでいる生徒の話を聴く場面でよくあることなのですが
生徒はつらい気持ちをただわかってほしくて話しているのに
5分もすれば『励ましモード』に入ってしまいます。
そして「そんなの気にしなければいいじゃない」「もっと強くなりなさい!」などと言うのです。

もちろん、教師としては生徒のためを思って言っているのですが
生徒の側からすると「分かってくれない!」という気持ちばかり強くなってしまいます。

こういうことは、親子の会話でもよくあるのではないでしょうか。


 (『傾聴』とは? :過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/868

 ( “カウンセリング役割” のポイント説明 / 基本〔Ⅰ〕『リレーション』とは? :過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/847
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/848
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/849
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/850

“カウンセリング的関わり” の基本〔Ⅱ〕:『傾聴』とは?(1/4)

みなさま、いつもありがとうございます。

以前のプレスリリース(下記)にて
親子関係、夫婦関係、上司と部下、教師と生徒、またその保護者等の関係において発生する
“カウンセリング的関わり” の重要なポイントが2つあると紹介しましたが
今回は、2つめの『傾聴』について詳しく取り上げていきます。

まずはウォーミングアップとして、傾聴の重要性について記した文章がありますので
今回はそれを記載し、以降3回にわたって詳細を書いていきます。
(引用:『新しいカウンセリングの技法』諸富祥彦著 誠信書房)

================================

私たちプロのカウンセラーが提供する『カウンセリング』であれ
親子、夫婦、上司と部下、教師と生徒・その保護者等の関係において発生する
“カウンセリング的関わり” であれ
「気持ちと気持ちのつながり
(リレーション)」のある『援助的人間関係』
その基本となってくるわけですが
『援助的人間関係』の確立には、やはり
『傾聴』が重要になってきます。

『傾聴』とは、相手の話にていねいに耳を傾けて
こころのひだまで「聴いていく」姿勢のこと。

『傾聴』があらゆるカウンセリングで最も重要なのです。

私たちは人生のさまざまな問題に直面しているとき
すなわち「もうだめかもしれない」と思ったり
「いったいどうすればいいのか、わからない」と困惑しているとき
誰かに話を聞いてほしくなります。

その相手は、家族であったり、友達であったりするでしょう。
また、恋人や同僚かもしれません。

けれども、ほんとうに悩み苦しみ人の傍らにいて
こころをこめてその方の話をお聴きする、受け止めるということは
そう簡単なことではありません。

悩んでいる人は、その悩みがほんとうにつらく苦しいものだからこそ
自分の悩み苦しみをきちんとわかってもらいたい、正確に受け止めてほしい、と思っています。

そのため、話を聴いてもらっていても
なんだかわかってもらえていない感じを抱いたり
自分の気持ちにそぐわないことを言われたりすると
「どうせあなたにはわかってもらえない」という気持ちになってしまいがちです。

悩んでいる人は、自分の気持ちを聴いてくれる相手がどんな姿勢で聴いてくれるか
何を言ってくれるのか、ものすごく敏感に感じるものです。

では相手の人が「ほんとうにわかってもらえている」と感じることができるような
『傾聴』をしていくうえで重要な『構え』とは何でしょうか。

どんな姿勢で聴くことが重要なのでしょうか。


================================

その『基本姿勢』について
あすから3回にわたって紹介していきます。


 ( “カウンセリング役割” のポイント説明 / 基本〔Ⅰ〕『リレーション』とは? :過去掲載分)
  http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/847
  http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/848
  http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/849
  http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/850

“カウンセリング的関わり” の基本〔Ⅰ〕:『リレーション』とは?(4/4)

みなさま、いつもありがとうございます。

私たちプロのカウンセラーが提供する『カウンセリング』のみならず
親子関係、夫婦関係、上司と部下との関わり、教師と生徒や保護者等の関わり等
“カウンセリング的関わり” において重要となる『リレーション』

(リレーション:心と心のふれあい、気持ちと気持ちのつながりをつくっていくこと)

『リレーション』をつくる3つの要素のうち、最後の3つめを紹介します。
(引用:『新しいカウンセリングの技法』諸富祥彦著 誠信書房)


③ こころのつぶやき(感情の自己開示)

自己開示とは、自分を開くことです。
自己開示には《価値観の自己開示》《事実の自己開示》《感情の自己開示》の3つがありますが
ここで重要なのは、相手の方の話を聴いているときに、自分の中で『ふと浮かんできた思い』を
つぶやくように伝えていくことです。

たとえば

「そうか……それは……やるせない……やってやれない……」

といったようにです。

相手の気持ちに自分を溶かし込むような仕方で、話を聴いているときに
ふと自分の内側が浮かんできた《感じ》《気持ち》《思い》をつぶやくようにして
相手の方に伝えていくのです。

ここで重要なのは、自己開示の際、隠れた主語が「私は……」になっていることです。

隠れた主語が「あなたは……」と二人称になっていると
相手の方は責められたような気持ちになることが少なくありません。
それでは、あなたの真意が伝わりません。

そうではなくて「ほんと……○○ですね」と、隠れた主語を「私は」にして
自分自身の実感をそのまま言葉にぽつりと言葉にしていくのです。


 (『リレーション』とは? :過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/847
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/848
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/849

“カウンセリング的関わり” の基本〔Ⅰ〕:『リレーション』とは?(3/4)

みなさま、いつもありがとうございます。

私たちプロのカウンセラーが提供する『カウンセリング』のみならず
親子関係、夫婦関係、上司と部下との関わり、教師と生徒や保護者等の関わり等
“カウンセリング的関わり” において重要となる『リレーション』

(リレーション:心と心のふれあい、気持ちと気持ちのつながりをつくっていくこと)

『リレーション』をつくる3つの要素のうち、きょうは2つめを紹介します。
(引用:『新しいカウンセリングの技法』諸富祥彦著 誠信書房)


② 伝え返し(リフレーション)

伝え返し(リフレーション)とは

 相手の方が言葉によって表現している気持ち
 この言葉で “言おうとしていること” をありありと思い浮かべながら
 「○○という感じでしょうか」と、
鏡のように映しだして
 それでぴったり合っているかどうか、相手の方に “確かめてもらう”


応答です。


例えば、ある女子高生がこんなふうに言ったとしましょう。

「もう、いい……。お母さんに、わかってほしかったけど……いい。もう、いい……。いい……」

このとき、この女性がこの言葉で言い表そうとしている
《気持ち》《言おうとしていること》(=感じられる意味)をありありと思い浮かべながら
「こういう気持ちかな?」と確かめるような姿勢で

「そうか……。もういいか。お母さんに分かってほしくて、いろいろやってみたけど
 わかってもらえない。 もうあきらめた。 ……もう、いい……そんな感じかな?」


と応答していくのです。


つまり

 相手の《鏡》になったかのような姿勢
 いまその人が言おうとしていることの意味合いをありありと思い浮かべ
 「○○な感じかな?」と伝えて、確かめていく。


ことです。


このとき
『内容よりも気持ち』『事柄よりも感情』に応答することが鉄則になってきます。


 (『リレーション』とは? :過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/847
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/848

“カウンセリング的関わり” の基本〔Ⅰ〕:『リレーション』とは?(2/4)

みなさま、いつもありがとうございます。

私たちプロのカウンセラーが提供する『カウンセリング』のみならず
親子関係、夫婦関係、上司と部下との関わり、教師と生徒や保護者等の関わり等
“カウンセリング的関わり” において重要となる『リレーション』

(リレーション:心と心のふれあい、気持ちと気持ちのつながりをつくっていくこと)

『リレーション』をつくる3つの要素のうち、きょうは1つめを紹介します。
(引用:『新しいカウンセリングの技法』諸富祥彦著 誠信書房)


① うなずき・あいづち

このうなずき・あいづちこそ
「私はあなたの話をちゃんと聴いてますよ」
「聴き流しているのではなく、関心を持って耳を傾けていますよ」
という姿勢を伝えることができる最も基礎的な技法といえます。

他の人から人生のつらい出来事や、苦しかった思いを打ち明けられたときには
あまり『自然体』にこだわらず、少しオーバーなくらいにゆっくり、大きくうなずきましょう。

相手のペースに合わせながら、少しゆっくりなスピードがちょうどよいでしょう。

『自然体』にこだわりすぎると、話を聴いてもらったほうは
「あまりしっかりと受け止めてもらえなかった」という感じを持つことが多いものです。
少し大きめに、ゆっくりとうなずきましょう。

あいづちも重要です。
しっかりと声に出して、相手の方よりも少し低めの声、少しゆっくりめのスピードであいづちを打ちましょう。

「ええ、ええ……なるほど。……そうですか……はい…はい……あぁ……えぇ」

こんなふうに、行間を響かせるような仕方で、あいづちを打っていくのです。

うなずき、あいづちの基本は
相手の方よりも少し「大きめ、低め、ゆっくりめ」です。


 (『リレーション』とは? :過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/847

“カウンセリング的関わり” の基本〔Ⅰ〕:『リレーション』とは?(1/4)

みなさま、いつもありがとうございます。

職業や立場によって、また、年齢を重ねていくことによって
人から相談される機会というのが出てくると思います。
(ex 勤務先の上司、学校の先生、医者、士業、各種セラピスト etc… )

相談された側からみると、自分が「信頼されている」と思い
ついうれしくなってアドバイスしたり(ひどいと、ダメ出ししたり)
経験談など織り交ぜ自分自身の話をしてしまうこともあるかと思いますが
その場合、「やっとの思い」で相談した人が “そっちのけ” になってしまい
「相談して損した」と思われることも数多く見受けられるようです。


そうした状況にならないための注意すべきポイントが
大きく分けて2つありますので、今月、来月と順に紹介していきますが
まずひとつ目、今月紹介するのは『リレーション』というものです。
(もうひとつの『傾聴』は来月に紹介していきます)


おそらく、初めて聞くという人がほとんどであろう
この『リレーション』ということば・・・ 一言で表すと

心と心のふれあい、気持ちと気持ちのつながりをつくっていく

ことです。


つまり、相談者が相談した相手に対し

「私は、この人と気持ちがつながっている」
「この人には安心して話ができる」
「この人とは、気持ちがひとつに重なって、同じこころの世界を味わえている」
「この人は、私の気持ちを、こころのひだまで丁寧に分かってくれようとしている」


と感じることができる人間関係のこと。


私たちプロのカウンセラーが提供する『カウンセリング』のみならず

・思春期で多くの悩みを抱えているお子さんに対して生かす
・夫婦関係、親子関係の改善に生かす
・上司と部下との関わり、教師として子どもと保護者との関わりに生かす

といった “カウンセリング的関わり” においては、必ず『リレーション』の関係が存在し
この関係なくして『安心して話ができる場』は存在しませんし、相談者を援助することはできません。


また、そんな『リレーション』をつくるためには、3つの大事な要素がありますので
それぞれについて、今後また詳しく書いていきます。


(引用:『新しいカウンセリングの技法』諸富祥彦著 誠信書房)

なぜ、カウンセリングは時間と回数がかかるのか(4/4)

みなさま、いつもありがとうございます。

過去3回にわたってお送りしているテーマ
『なぜ、カウンセリングは時間と回数がかかるのか(※)』 きょうが最後です。

カウンセリングにおいて最も大切なことのひとつに『援助的人間関係の確立』があり
そのためには 3つの段階を踏んでカウンセリングを行う 必要があることを同時に述べました。
(カウンセリングに時間と回数がかかるのはこのためです)

本日は3つの段階の中の最終段階 『〔Ⅲ〕行動計画期』について詳細を述べていきます。
(参考文献:『新しいカウンセリングの技法』 諸富祥彦著 誠信書房


〔Ⅲ〕行動計画期
・アクション、ステップの時期
・「実際にこれからどうするか」行動の計画を立て、小目標を達成していく段階


カウンセリングの方向性が定まってきたら、『行動計画』の段階に進んでいきます。

例えば「ある仕事に就こう」という方針が定まった場合
「その仕事に就くにはどのような資格が必要で、どのような学校に行けばいいのか」
などを探っていきます。

また、しばらく勤務先や学校などを休んでいた方であれば
「職場や学校に戻るための努力をしよう」
と決めて、いきなり職場や学校に戻るのではなく
「通勤・通学するのと同じ時間に同じ服装をして、家の近くを30分歩くことから始める」
などといった具合です。

「(具体的に)いつから、何をしていくか」
「無理がないようにするためには、どのようなことから始めて、次にどんなことをしていくか」
という行動の計画を、カウンセラーとクライエントさんが一緒に話し合って決めていくのです。

そして、この段階を終えたら、いよいよカウンセリング終結に向けての話し合いを進めていきます。

「そろそろ終わりにしてもよさそうな気がするのですが、いかがですか?」
とカウンセラーから切り出す場合もあれば
「なんとかやっていけそうな気がするので、そろそろ終わりにしたいと思います」
とクライエントさんの方から伝えていただく場合もあります。

いずれのケースにしても、クライエントさんの意思を尊重するのに変わりありません。


 (※)『なぜ、カウンセリングは時間と回数がかかるのか』過去掲載分
    http://www.heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/830
    http://www.heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/831

    http://www.heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/832

なぜ、カウンセリングは時間と回数がかかるのか(3/4)

みなさま、いつもありがとうございます。

一昨日よりお送りしているテーマ
『なぜ、カウンセリングは時間と回数がかかるのか(※)』 きょうが3回目です。

カウンセリングにおいて最も大切なことのひとつに『援助的人間関係の確立』があり
そのためには 3つの段階を踏んでカウンセリングを行う 必要があることを同時に述べました。
(カウンセリングに時間と回数がかかるのはこのためです)

本日は3つの段階の中の第2段階 『〔Ⅱ〕自己探索期』について詳細を述べていきます。
(参考文献:『新しいカウンセリングの技法』 諸富祥彦著 誠信書房


〔Ⅱ〕自己探索期
・自分を深く見つめる時期
・自分の内側に意識をむけて、こころの声を聴いていく段階


一定の関係形成を築けたと感じたクライエントさんは、意識がたんだん自分自身へと向かい始め

 「自分の “ほんとうの” 気持ちは、どのような気持ちなのか」
 「果たして自分は何をしたくて、どんな方向に向かいたがっているのか」


と自己探索するようになっていきます。

この『自分を深く見つめていく(内省していく)段階』こそが
カウンセリングの主たる段階であり、山場ともいえます。

ここで私たちカウンセラーが意識するのは
クライエントさんから受け取った言葉を、自分(カウンセラー自身)の深いところに
ゆっくり響かせていくような『深い傾聴』をすることです。

それは、カウンセラー自身が自分の “深いところ” で話を聴いていないと
クライエントさんも安心して自分のこころの奥深くに入っていくことができないからです。

カウンセラーが自分の “深いところ” に重心をおいて、そこでクライエントさんの話を聴き
そこから『伝え返し』をおこなっていく ――

そんなカウンセラーのあり方がクライエントさんに伝わることによって
クライエントさんも安心してこころの奥深くに入っていくことができます。


 (※)『なぜ、カウンセリングは時間と回数がかかるのか』過去掲載分
    http://www.heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/830
    
http://www.heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/831