ハートオフィス・あおい

NEWS RELEASE 新着情報

2021年04月

『ワクワク』の見つけ方(その2)〔コラム〕

みなさま、いつもありがとうございます。

昨日の続き。『ワクワク』の見つけ方のコツです。
(前回URL : http://www.heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1022 )

作家・スピリチュアルコーチである
はづき虹映さんのブログを一部引用・抜粋し
ここに紹介させていただきます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(スピリチュアル)業界的には、ワクワク生きることを推奨していますが
そもそもワクワクとは「探して見つける」ものではないように思います。

「ワクワク」とはその言葉通り、
「湧く湧く」です。

内側から、フツフツと湧き上がって来るものが「ワクワク」であり
外側から何か持ってくるとか、探して見つけるとか
「ねばならない」と焦ってトライするというようなものではないと思います。

それより今、目の前にあるコトの中で
「ワクワクの種」を見つけることにエネルギーを注ぐよう、おススメします。


今目の前にあるコトは、今のあなたに必要だから
目の前にやって来ているのです。

そして、その中に必ず「ワクワクの種」も隠れています。

今目の前にあるコトの中で、何がワクワクするのか?

どうすれば、もっとワクワクできるのかを考えて
工夫してみることのほうが大切なようです。


今、特にワクワクすることが見つからないのであれば
今はその時期ではない・・・ということだと思います。

なので、そこで人と比べたり、焦らないこと。

それより、毎日の生活の中で
ワクワクできること、ワクワクの瞬間を増やしていくことを心がけましょう。

いままで以上にワクワクすることを意識して生きていると
さらなるワクワクが向こうから、勝手にやって来ますから~。


それは頼まれごとかもしれませし
自分で「これだ!」と気づくかもしれません。

いづれにしても、内側からワクワクが
湧き上がって来るまで、自分自身をワクワクの
エネルギーで満たしてやることが大切です。


とにかく今、目の前のあるコトに
どれだけワクワクできるかです。

「嫌いじゃない」をどうやって、より好きになるか
より面白がれるかが、ポイントです。

それがワクワクの種を育てて
さらなるワクワクを引き寄せるコツ。

「やめなさい」と言われても、
気がつけば、勝手にやってしまっている。

それが本当のワクワクです!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


私自身、かなり「なるほど」と感じる内容でした。

 日常生活の中で、大きな苦痛や不満はないけれど
 確かに、ワクワク感は(全くといっていいほど)なかった・・・


はづきさんのアドバイスを胸に、私も何かしらワクワクを意識して
日々過ごしていきたいと思います。

『ワクワク』の見つけ方(その1)〔コラム〕

みなさま、いつもありがとうございます。

特にスピリチュアルな世界を中心に
いまのこの時代、『風の時代』と言われることが多いようです。
(『土の時代』から『風の時代』への変化)

今後、自身の人生を輝かせるには
いままで以上に(それこそ風に身を任せるように)軽やかに、物事や従来の考え方に固執せず
ピンときたもの、ワクワクするものを大切して生きていく必要があると言えそうです。
(「思いたったら即行動!」みたいな)


とはいえ、日常生活の中で『ワクワク』というのが、意外と難しい・・・

 日常生活において特にこれといった苦痛はなく(少なく)
 ある程度いまの生活には満足できているけど
 ワクワクしたものがあるわけではない・・・


そのように感じている人もきっと多いのではないでしょうか?


その『ワクワク』の “見つけ方”・・・

私がほぼ毎日といっていいほど拝見している
はづき虹映さん(作家・スピリチュアルコーチ)のブログの中に
そのヒントが隠されていましたので、明日、それを紹介したいと思います。

あの小さかったころの “絶体絶命” に比べれば・・・〔コラム〕

みなさま、いつもありがとうございます。

私の家のすぐ近くの道路が小学校の通学路になっていることもあって
毎日、子どもたちの元気な声が聞こえてきます。

特に、ランドセルに黄色い安全カバーをつけた1年生たちが
かわいいやら初々しいやらで、思わず、顔がほころんでしまいます。


さて、大人になった今でも
彼らのような小学生のとき(さらには、もっと小さかったとき)でも
何かしら『問題ごと』は存在するわけですが
スケールもレベルも ”桁違い” であるにも関わらず
小さかったころの方が、相対的にピンチのダメージが大きかったのではないでしょうか。

まさに ”絶体絶命” というか。


先生に、みんなの前で怒鳴られただけで
その日1日、ブルーな気持ちで過ごしていたり・・・

ちょっと友達とケンカをしただけで
もう二度と遊ぶことができないんじゃないかと思ってみたり・・・

計算や運動ができないだけで
これから先は生きていけないんじゃないかと思ってみたり・・・

(『はじめてのおつかい』のピンチなんて、まさに ”絶体絶命” ですよね)


人生経験が少ないといってしまえばそれまでですが
いま、受けるピンチがそれほど絶体絶命だと感じないのは
今まで、数多くのピンチを乗り越えてきたからこそ。

そう。

大人になると、みんな図太くなっている。


もし、みなさんが、いま何らかの問題を抱えていたとしても
もう一度、小学校のころの “絶体絶命” を思い出してみて
「あのときに比べれば、どうってことないな」と
ちょっとつぶやいてみるのもいいかもしれませんね。

カウンセリングの種類(6/6)

みなさま、いつもありがとうございます。

カウンセリングを身近なものに。

カウンセリングにてクライエントさんのお話に耳を傾け、見立てを行うとともに
クライエントさんにとって最もよい答えを導かせるためのベースとなる『6つのカウンセリング(※)』

本日はテーマの最後となる6つ目です。
(参考文献:『新しいカウンセリングの技法』 諸富祥彦著 誠信書房)

 
⑥ コンサルテーション(作戦会議)

これまで紹介してきた5つのカウンセリングは
「相談に来られている人自身の変化」を援助するものでしたが
それとは異なるニーズを抱えた相談も寄せられることがたまにあります。
(ex 中学校の教師が、受け持つ生徒のことで相談に来られた場合)

この場合のクライエントさんのニーズは、具体的な助言が欲しいことの方が多く、これを
カウンセリングと区別して『コンサルテーション』といいます。

カウンセリングとコンサルテーションの一番の違いは
「変化するのは誰か」ということになります。

上の例でいくと
生徒の問題を通じ、教師であるその人自身のあり方や理想とする教師像などを内省・探索していく場合は
『カウンセリング』になりますし

カウンセラーと教師が “チーム” を組んで、どうやって生徒が変わるか “作戦会議” を行う場合は
『コンサルテーション』になります。

ここでカウンセラーが注意しないといけないのは
いま行っていることがカウンセリングなのか、コンサルテーションなのか
カウンセラー自身がちゃんと自覚して支援できているかというところになります。

自覚して支援できているかいないかで、その結果も大きく変わってしまいます。


 (※:『6つのカウンセリング』過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1013
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1014
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1015
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1017
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1018

カウンセリングの種類(5/6)

みなさま、いつもありがとうございます。

カウンセリングを身近なものに。

カウンセリングにてクライエントさんのお話に耳を傾け、見立てを行うとともに
クライエントさんにとって最もよい答えを導かせるためのベースとなる『6つのカウンセリング(※)』

本日はその5つ目です。
(参考文献:『新しいカウンセリングの技法』 諸富祥彦著 誠信書房)

 
⑤ “つなぐ” カウンセリング

つなぐカウンセリングとは
ほかの専門機関などを紹介することによって、文字通り、次の専門機関でのカウンセリングが始まるまで
クライエントさんを ”つないでいく” ことを意味します。
(ほかの専門機関や専門家を紹介することを「リファー」という)

つなぐ必要のあるケースは、実は結構多いのですが(下記参照)
私たちカウンセラーは、複数の専門機関を紹介したり十分な説明をすることで
クライエントさんが自分自身で選ぶことができるように努めます。

また、一方的に紹介しっぱなしでは
クライエントさんの中には「見捨てられた」と思う方もいらっしゃるかもしれないので
紹介先などでうまくいかないときなどに「またいらしてください」と声をかけるといった
配慮もできるよう心がけています。

また、クライエントさんにぴったりな専門機関や専門家(医師など)を紹介する上でも
クライエントさんの抱えている問題の質や大きさ、人間性、病態水準など
的確な見立てを行うことも重要となってきます。

   〔専門機関などに紹介するケース〕
 ・自分の不得意な(あるいは経験の乏しい)事例の場合
 ・クライエントの経済状況から、カウンセリング継続困難と思われる場合
 ・クライエントさんの限定的・具体的ニーズに応えるための専門的知識がない場合
  (「箱庭療法をしたい」など(当方は取り扱っていません))
 ・クライエントさんの環境変化により、継続が困難になった場合
  (引っ越し…その地域のカウンセラーさんで信頼できる人など)
 ・クライエントさんの環境変化により、引き継いでもらった方がスムーズにいくと判断できる場合
  (進学…スクールカウンセラー、学生相談室のカウンセラーなど)
  (就職…企業内のカウンセラーなど)
 ・クライエントさん自身が、ほかの専門機関への紹介をもとめてきた場合
 ・明らかに手に負えない病的水準・症状の場合


 (※:『6つのカウンセリング』過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1013
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1014
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1015
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1017

カウンセリングの種類(4/6)

みなさま、いつもありがとうございます。

カウンセリングを身近なものに。

カウンセリングにてクライエントさんのお話に耳を傾け、見立てを行うとともに
クライエントさんにとって最もよい答えを導かせるためのベースとなる『6つのカウンセリング(※)』

本日はその4つ目です。
(参考文献:『新しいカウンセリングの技法』 諸富祥彦著 誠信書房)

 
④ 目標達成志向のカウンセリング(「コーチング」に類似)

目標達成志向のカウンセリングとは
クライエントさんの語る人生の目標や願望の実現、問題の解決や症状の痛み・緩和など
クライエントが自分で掲げた目標の達成を直接目指す カウンセリングのことです。

もっともスタンダードなカウンセリングに
【① 自分を見つめるカウンセリング】を挙げましたが
(「自分がどうなりたいのか(what)」を検索していく)
なかには「自分がどうなりたいのか」すでに分かっている方もいらっしゃいます。

ただ

「どうなりたいのか(what)」が明確に分かっていても
「どのように(how)」実現・達成させたらいいかが分からない――


この場合、その人にとってどんな目標像がしっくりくるのか伺い
(目標とする人、場面、イメージ etc… )
『自己探索』できるよう援助していくことが多いです。

その他、一般的によく知られている認知行動療法やフォーカシング、NLPといった手法も
クライエントさんの “大目標” を達成させる上で、大変有効な手段だったりします。


 (※:『6つのカウンセリング』過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1013
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1014
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1015

カウンセリングの種類(3/6)

みなさま、いつもありがとうございます。

カウンセリングを身近なものに。

カウンセリングにてクライエントさんのお話に耳を傾け、見立てを行うとともに
クライエントさんにとって最もよい答えを導かせるためのベースとなる『6つのカウンセリング(※)』

本日はその3つ目です。
(参考文献:『新しいカウンセリングの技法』 諸富祥彦著 誠信書房)

 
③ あきらめるカウンセリング

あきらめるカウンセリングとは
現実を受け入れ、執着を手放していくカウンセリングのことです。

最初は【② つらさをしのぐカウンセリング】のように
(小さな波のように)感情のジグザグを繰り返し、途中
ふとしたきっかけで面接がぐんと深まった後
【① 自分を見つめるカウンセリング】のように
深い内省・自己探索にはいっていくようなカウンセリングです。

人間、あまりにもつらい現実に直面したとき
最初はそれを自分ひとりではとても受け入れることができません。

よって、最初はその現実そのものや、現実によって引き起こされるつらい気持ちを見ないように
“切り離す” “目をそらす” 方法を援助していきます。

そして時間の経過とともに、少しこころに余裕ができてきたときに
(こころのダメージを最小限に食い止めたまま)少しずつ受け入れることを
重ねていく作業を援助していきます。

大切なのは、あきらめ方。

こころに回復不可能な大きな傷を残すことなく、安心したやり方で
現実を受け入れ、あきらめていく。

そんなじょうずな ”あきらめ方” ができるかどうかがカギとなります。


 (※:『6つのカウンセリング』過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1013
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1014

カウンセリングの種類(2/6)

みなさま、いつもありがとうございます。

カウンセリングを身近なものに。

カウンセリングにてクライエントさんのお話に耳を傾け、見立てを行うとともに
クライエントさんにとって最もよい答えを導かせるためのベースとなる『6つのカウンセリング(※)』

本日はその2つ目です。
(参考文献:『新しいカウンセリングの技法』 諸富祥彦著 誠信書房)

 
② つらさをしのぐカウンセリング

つらさをしのぐカウンセリングとは
多くの問題や生きづらさを感じているクライエントさんが、毎日をなんとか ”しのいで” いくための
具体的な工夫や対処法などを一緒に考えていくカウンセリングです。

その問題や生きづらさとは
過去の、そして現在のあまりにもつらい出来事だったり
体の重い症状や痛み、はたまた、訳も分からず
突然つらい気持ちに襲われることだったり・・・

こういった方々は、前回紹介したカウンセリング自分を見つめるカウンセリング】とは異なり
自分の気持ちを見つめてしまうことでかえって混乱を招いてしまう場合があったりします。
(大きな感情の波に襲われ、かえって苦しみの中から逃げ出せなくなる)

よって、私たちカウンセラーは
そのような方々に対し、『深い内省』や『自己探索』させるための誘導はせず
『自分の気持ちとの距離』を(クライエントさんが)自由にとることができるよう
質問・応答などが ”重たいもの” にならないよう心がけています。

また、こうして毎日をなんとかしのいでいるうち、ある日突然
思いもかけない解決(引っ越し、結婚、離婚、転職といった環境変化など)がやってくることも
この『つらさをしのぐカウンセリング』の特徴だったりします。


 (※:『6つのカウンセリング』過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1013

カウンセリングの種類(1/6)

みなさま、いつもありがとうございます。

カウンセリングを身近なものに。

カウンセリングを行う際、クライエントさんのお話に耳を傾けるとともに
私たちカウンセラーが真っ先に行っていることは

「このクライエントの抱えている問題の質はどういったものか」
「このクライエントはどのように問題と向き合っている(向き合ってきた)のか」
「このクライエントの人間性はどのようなものか、一番のボトルネックになっているものは何か」
「このクライエントにこれから ”襲ってくる” 様々な気持ちを抱えるだけの主体性は育っているか」
「このクライエントに一番相応しいカウンセリングはどのカウンセリングで、どう誘導させていくか」


といった『見立て』の作業 です。

そして、その見立てに対し、どのようなカウンセリングが必要なのかを
ある程度見極めることによって、カウンセリングを進めていくわけですが
おおよそ6種類のカウンセリングに分けることができます。

では、その6種類のカウンセリングとは一体どういったものなのか・・・

本日はその中から1つを紹介します。
(以降、5回にわたって紹介してきます)

(参考文献:『新しいカウンセリングの技法』 諸富祥彦著 誠信書房)

 
① 自分を見つめるカウンセリング(自己検索的/内省的カウンセリング)

カウンセリングの最もスタンダードといえるケースです。

「自分でもどうしたらいいのか、分からない」
「自分がどんな気持ちでいるのか、自分自身でも自分のことがよく見えなくなっている」
「○○のことで悩んではいるんだけど、実はそれよりもっと大切なことがあるような気がする」


そんな思いを抱えたクライエントさんが
『自分自身の内側』を見つめ、自分の気持ちをまさぐり
「自分の “ほんとうに” 望んでいる姿はどういったものか」
自分の内面を探索していく――

クライエントさんが『深い内省』『自己探索』をおこなうことがカウンセリングの中心となるため
私たちカウンセラーは、より深い傾聴の姿勢が求められています。

また、カウンセリングの進め方においても、以前お伝えした『援助的人間関係の確立』を第一優先に
3つの段階を経て行うという、最もオーソドックスなルートをたどります。

詳しくは下記URLをご参照ください。
http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/132

眠れぬ夜に〔♯32〕『明日』とは?

みなさま、いつもありがとうございます。

眠れぬ夜に・・・
明日につながる希望の哲学シリーズ〔♯32〕

『明日(あす)』とは・・・
『生きる楽しみ』である。



〔解釈とヒント〕

ところでみなさま、明日が来るのは楽しみですか?

といっても、明日がどんな一日なのか(ほんとうは)分からないので
答えようがないですね。

明日とは誰も知らない世界です。

でも、一番近い未来です。

夜寝て、朝起きると明日になっている。

それはもう、今日過ごしたこの世界と異なる別の世界なのです。

だから寝るという行為が重要になってきます。


ずっと起きていて、ある瞬間から別の世界になるというのではなくて
目を覚ますと別の世界になっているというのは
なんともドラマチックじゃないですか。

まるで朝起きたら一面の雪景色になっていた冬の日のようで。

そう考えると、少し大げさな言い方になってしまうかもしれませんが
人間、明日があるから生きられる という言い方もできると思います。


明日何かが起きるかは、やはり明日になってみないと分かりません。

だから楽しみなのです。

こんなふうに書くと、私たちはいかにも運命に翻弄されて生きているかのようですが
そんなことはありません。

明日何が起こるかも分からないというとき、実はその主体として
自分も対象になっているのです。

つまり、明日起こることは自分の行動次第 でもあるわけです。


フランスの哲学者、ジャン=ポール・サルトル(1905-1980)は

 人間とは、すでにある何らかの本質に支配された存在では決してなく
 自分自身で切り開いていくべき実存的存在に他ならない

と唱えました。

彼はこれを「実存は本質に先立つ」と表現しました。

実存とは存在のことで、本質とはあらかじめ決められた運命みたいなものです。
それゆえこの思想は、実存主義 とよばれます。

物の場合、用途があらかじめ決められているため
その意味で本質が実存に先立っています。
(『存在意義』が限定されている)

ところが人間の場合は、最初は何でもない存在ですが(何もできない)
後になって “はじめて” 人間になります。

しかも運命を超えて自らつくったところのものになるというのです。

そう。実存が本質に先立つわけです。

サルトルはこの状態を「人間は自由の刑に処せられている」と表現しました。

これは、常に自由に何かを選択するほかなしに
一歩も前に進むことのできない人間の性(さが)を表現したものなのです。

「何をしてもいい」と言われると
人はかえってとまどうものなのです。


ただ、この言葉は、私たちが無数の選択肢の中から
その都度自由に選択して人生を歩んでいるという
素晴らしい事実を認識させてくれるものでもあります。

私たちは、無数の選択肢から次の行動を選ぶことで
明日をつくることができるからです。

だから本当は、明日どうなるかは誰も知らないけれど
明日どうするかは自分で決められるし、逆に自分しか知らないのです。

こんな痛快なことはありません。

明日みんなを驚かせてやろうなんて思いだしたら
もう待ちきれませんよね。

皆さんは明日何をして世界を驚かせますか?


(引用:『眠れぬ夜の哲学』小川仁志著 PHP研究所)